もしわが計を聴かば、これを用いて必ず勝たん。これに留まらん。もしわが計を聴かずんば、これを用うるといえども、必ず敗れん。これを去らん。
王が、もしわたしのはかりごとを用い、軍師として登用するなら、必ず勝利を収めることができる。それなら、わたしは貴国にとどまろう。逆にわたしのはかりごとを用いなければ、かりに軍師として戦いにのぞんだとしても、必ず敗れる。それなら、わたしは貴国にとどまる意志はない。
【仕事・職場で】
使われる身としては、「こんなに一所懸命に働いているのに報われない…」とか、「結果を出したのに賃金は変わらない…」や、「どんなに憎まれながらも諫言してきたのに、結局こうなってしまった…」など、報われない思いとともに、この節を思い出すことがあるかもしれない。仕える主をどう定めるかで、やりがいや生きがいの感じ方は変わる。
使う側である場合は、人の承認欲求や自己実現の欲求を満たしてあげられれば、それに報いた働きで応じてくれることもあると知っておこう。
★トップダウン(上意下達)か、ボトムアップ(下意上達)か、組織のカラーを確認する。自分にあった組織に属していないと、いるだけで苦しくなる。
★自分の才能をわきまえる人は、それに見合った報奨を期待している。期待以上をもって報いることが知られていれば、才能はそこに集まってくる。
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